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初盆の準備と心さみしさ

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今年は、父の初盆でした。

亡くなって、通夜、葬儀、49日、百か日、納骨と法要にまつわる諸行事

そして初盆。

代替わりとはこういうものかと感慨深さを感じ取ると同時に忙しい日々でした。

初盆の準備にまつわるエトセトラなど

 

準備するもの

 

今まで実家では父が法事その他を一手に引き受けてやっていたので、私にとっては遠い記憶を紐解いたり、実家にいる家人と共に準備をしました。

中でも、一番頼りになったのが、葬儀をお願いした葬儀社の方。

とても親身になってフットワークも軽く、手伝ってくれました。

専門家、しかも地元の方に聞くのが一番わかりやすかったです。

というのも、ネットで調べてもその土地土地によって、「お盆」の時期もやり方も違うから。

 

提灯

ネットで調べるとこういうものが出てきます。

実家の法事関係の道具をしまっておくところから出したけど、どのように組み立てるのかわからない。

どうにか組み立ててみると他にも道具があまってる。

さらに大型のものもある。

え!足が余る!

 

吊り下げ型もある。

これは、玄関に飾ってお迎えする提灯らしい。

 

しかし、古いものなので紙の部分が弱っているようで心もとないけど、なんとか道具はそろっているようでした。

 

お盆飾りは、新たに買わなくてもあるようでしたが

飾るお作法などはわからないので、葬儀屋さんに来てもらい設営を手伝ってもらいました。

 

「今まで見た中で一番大きいです」と言われた外に灯す提灯も

ずいぶん前の物なのでろうそくで灯りを灯すものでした。

最近は、火事になるのを避けてほとんど電球をつるす仕様になっているということで上から電球を垂らす方法を考えてくれて、足りない部材は貸してくれました。

我が家のように先祖代々あるものはいいのですが、セット販売もあり便利ですね。

部屋の広さ、仏壇の大きさに合わせてできる範囲で準備することが何よりだと思いました。

下のようなものがあり、ずいぶん楽に準備ができそうです。

 

返礼品

 

初盆にお参りに来てくださった方に返礼品を渡します。

どのくらいの物をお返しするといいのか…

 

大体、半分くらいと言われていたので相当のものと

親戚など多めに包んでくださるであろう方のためにその二倍のものと

二種類準備しました。

 

初盆は、いつどなたがみえるかわからないので多めに準備して、余ったら返品がきくというので安心していました。

(後から追加しましたがそれにもすぐ対応してくれました)

大体、下のようなものをお返ししました。

 

お茶、お菓子

 

参列くださった方に、お茶とお菓子を出しました。

角盆に左に懐紙に乗せたお菓子、右に冷茶

お菓子は、個包装の物にしてお帰りの際、手を付けられなかった方には、懐紙に包んで返礼品と一緒にお渡ししました。

 

僧侶へのお布施

 

いつお経をあげに来てくださるか、事前に連絡をしていました。

お布施の金額は、親戚と相談して決めました。

 

精霊流し

 

いつもなら、地域の川で精霊流しがあるのですが、最近コロナ禍でそれも難しく行われない年もありました。

今年は、規制緩和があり、供物は持ってこないでください。

ということでしたが現地で溶ける精霊流しの船を購入し、それに好きなことを書いて流せました。

さみしい気持ちと三日間やり切った気持ち、法事を通して家族や親戚で話す機会が与えられたような気持ちも、ゆらりゆらりと流れていきました。

最後に

 

久しぶりに三日間、実家で過ごしました。

一緒に住む者は、まだ遺品に手を付けることができないと言い心の整理ができないようです。

確かに、父の使っていた物や着ていた物から父の思い出がにじみ出てきます。

部屋からは、父の香りが漂います。

 

一つ一つ供養しながら、私たちの心も供養したいと思いました。