みんみんルーム

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父のベッドのそばで集まった家族は夕飯を食べてます

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今や、二人に一人が癌になり、二人に一人が認知症になると聞いたことがあります。

私の両親は、父が食道がん。母が認知症なのです。

そして、父は食道がんと闘って終末期を迎えています。

もう、効く薬がなく病気は進み、あとは痛みやダルさから解放され、残りの人生をいかに楽に生きるか。

と、いうところまで来ました。

 

在宅医療にするか緩和ケア病棟に入院するか。

 

父は、在宅で緩和ケアをしてもらい、最期は緩和ケア病棟のある病院に入院したいという希望でした。

在宅でケアするためには、たくさんの関係機関と連携を取ります。

  • 在宅医療の先生
  • 訪問看護師
  • 訪問薬剤師
  • 医療用酸素のレンタル
  • 医療用ベッドやその他の介護用品のレンタル
  • ソーシャルワーカー
  • ケアマネージャー(介護人申請をしてお願いします)
  • 自治体の介護申請

などなど・・・病人の心配と各種手続きで右往左往します。

ところが、訪問医療の先生をキーマンとしてそれぞれの方が私たち家族の希望に沿って一緒に考えてくれます。

父が、もうすぐ逝ってしまうという不安と恐ろしさに寄り添ってくれます。

今日も、もう口から食べ物を受け付けなくなり、痛み止めの薬が飲めないので座薬で痛みのコントロールをしています。

訪問看護師さんが帰られた後に、また痛みだしたので電話でどの座薬を使ったらいいか教えてもらいました。

 

患者家族の心のケアをしてくれます。

 

家族は、悲しい、不安、恐ろしいのです。

それに加えて、うちは母が認知症で施設に入所しています。

家族のことは認識でき、その場の会話はできるのですが

1分前のことは覚えていません。

その母に父を会わせるべきかどうか悩みました。

看護師さんや親せきに相談もしました。

父は、会いたいが母がこんな自分の姿を見るとショックを受けるだろうから会わない。

と、言っていました。

今の時点では、もう声を出すことができなくなりました。

子どもとしてはどうすればいいのか。

その時、ある訪問看護師の方が

「子供は、お腹に宿ったら産まれてくるけど、夫婦は、お互いの意志で一緒になったのですよね…」とつぶやかれたのです。

ハッとしました。

それから、私の気持ちが固まり、母の施設の方のご尽力もあり二年ぶりに母は父の待つ家に帰ってきて、会うことができました。

会わないと言っていた父も何度も母の顔を見て、うなずいていました。

母がどのくらい理解できたかわかりません。

しかし、父は声にできないけど喜んでくれたに違いありません。

 

こういうところは、在宅医療の良いところだと思います。

いろんな考えがあるでしょうが、人生の最後の場面で両親を会わせることができてよかったと思っています。

 

在宅医療と緩和ケア病棟での医療

 

在宅医療と緩和ケア病棟の両方の先生の話を聞きました。

結局同じでした。

その話は、次回致します。

 

今、父は薬が効いて静かに眠っています。